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(どこがだ!)
すっかり陽が暮れた道を歩きながら、
母との一連のやり取りを思い出してがっくりと肩を落とした。
昔から少女趣味な人だとは思っていたけれど…
彼女のメルヘン思考はそんじょそこらのレベルではなかったらしい。
何しろ、成人するまで許婚の存在を隠していた理由が
「大人になった日に突然知らされる運命の人!
そして、芽生える永遠の愛っ!きゃーステキ~っ」
だったのだ。
もはやどこから突っ込むべきか迷う。
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