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柚「ふひぃ~…流石に疲れたぁ。」
ほぼ、二時間ほど続けて稽古をしていたのだから当然と云えば当然である。
が、その様に気を緩めた際が厄介と云うのが世の常であり…
フラグメント「グルォォ!!」
突然草むらから飛び出すフラグメント。
その姿は…
全長、2mは越える…
巨大な蛇であった。
その姿を見た瞬間、柚華は硬直し、
柚「きゃぁぁあ!!」
可愛らしい悲鳴を上げた。
いきなりの悲鳴に一瞬怯んだ様子のフラグメントだったが、直ぐに柚華に向かって行く。
柚「いやぁ…来ないでぇ(>_<。)」
恐怖でパニックに陥り、『アビリティを使う』と云う思考が出てこず、落ちていた木の棒を振り回すだけの柚華。
と、
フラグメント「グル…ぎょ!?」
なにかがフラグメントの横っ面に直撃し、その巨体を弾き飛ばした。
そして、今の今迄フラグメントが居座っていた場所に現れる少年。
言わずもがな。柚華に挨拶をしようと戻って来た遥である。
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