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…ん?なんだよ、仕方ないじゃないか
似てるとは言えラテン語とか、ましてやギリシャ語なんて解る訳ないだろう?
俺の前世(?)はそこらにいる平凡なガキ(高校生)だったんだぞ?
無理に決まってるだろうが
まぁラテン語とギリシャ語では、後者の方が上位の魔法であるとされていて威力が違うらしい
あ?さっきから、らしいらしいばっかではっきりしろだと?
知らねーよ、納得出来なくても納得しろ
面倒な事は嫌いなんだよ
とは言え面倒事で思い出したが、呪文を唱える前にキー(鍵となる始めの言葉)と言う、言葉としては意味を持たないパスワードのようなものを唱えるがこの世界では一般常識らしい
簡単な魔法(他には構築速度が上がるなど)なら、修練次第では発動するのにそれを省略出来る
術者によりキーは異なるが、俺は『ラギア・ル・ギアス・アマテウム』と唱えている
対して深い意味はないな、思いつきだ
あとは何かあったか………ああ、魔法ではないが、肉体を武器にする奴らは体内に秘められた生命エネルギーである気(オーラ)を用いて、縮地やら分身の術などの超人的な技を使用出来る
分身はまだ練習中だが、縮地とその上位の虚空縮地なら使える
なりがこんなだから魔法にばかり頼らず、武術も覚えた訳だ
因みに気は魔力とは異なり、厳しい修練によって自然と体得出来るからか、魔法の世界に携わらない一般人であっても使える者がいるみたいだな
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