第零話 目覚めと戸惑い

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朝、目が覚めると子供になっていた いや、夢じゃないリアルに… 昨日は何時も通りに自分の家の自分の部屋で寝た おかしな所は何も無かったはずだ 急に真っ白い世界に居たとか、交差点でトラックと運命的な出会いも無ければ、それこそ神様に会ったとか、魔方陣に飲み込まれ異世界に喚ばれたとか言うファンタジックで素敵な事は何一つとしてなかった それが目を覚ませば、何処とも知れない荒野のど真ん中に寝そべっていた 否、所謂これは行き倒れていたの方が正しいのか? 取り敢えず、身体を起こしてみると違和感があった 「手が………小さい?いや、待て、身体が小さくなっているのか?」 確認してみると、黒かった筈の髪は白くなっており、短髪スポーツ刈りだった筈な髪型は腰辺りまで伸びた長髪へと変貌していた
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