閑話 二つの世界について

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魔法世界と科学世界 現在、俺が暮らしている世界には夢も希望もなかった前の俺のいた世界を崩せるだけの現実(幻想)が満ちていた 科学世界と称される対となって存在するもう一つの世界(ようするに前に俺のいたような世界)があるらしい まだ行った事はないが、赤い鉄骨タワー(アテ)とか不死山(アテ)とかやっぱりあるのだろうか んで、魔法世界には獣人や妖精などが存在し、魔法技術を基盤とした独自の文明が発達している 勿論、科学世界にゃ一応妖精うんたらはいない、科学技術を基盤とした前世(?)の世界に近い文化レベルだ 昔、犬耳生やした女の子や尻尾生やした人たち見たけど、初見の時ほど興奮し過ぎて鼻から忠誠心が溢れたのはいい思い出(?)だな 簡単に言えば科学の代わりに魔法が定着、普通化した世界だ その逆も解るだろ? 魔法世界といっても夢とメルヘンに溢れている訳でなく、科学世界同様の現実的な世界感に正直がっくりはした メルヘン然りだと思ってた先入観のせいだな まぁ、これはこれで面白いからいいんだけど 魔法世界の総人口は旅した時に見知った情報などと照らし合わせると、人間・亜人合わせてもおよそ十億に届かぬくらいだろう あ?実際数?知らんよ 別に知らなくても問題あるまい?
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