第2章

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…動乱の時代? 江戸時代末期…幕末のこと? 【はい。江戸時代末期…幕末の時代で、死ななくても良かった者、生きるべき者、優秀な者たちがたくさん死んでしまいました。…私はそれを変えたいのです。】 …嘘つかないでもらえない? あんたは、誰を…誰に、生きて欲しかったの? キレイごとをツラツラ並べられても僕にはタダの戯言にしか聞こえない。 それに、死ななくて良かった者?生きるべき者?優秀な者?そういう奴らしか生きてちゃダメなわけ? 皆、「人」は、生き物は必ず死ぬ。 それでも…皆生きるべき者なんじゃないの? それがたとえ…大量虐殺とか、連続殺人とか、そういうことをした凶悪犯だとしても。 【…そう、ですね。しかし、同族殺しは…地獄に落ちる決まりです。】 …まぁ、そうだろうね で、あんたは『誰』を助けたいんだ? 【…______と_______です。】 ……わかった あんたの『相棒』になるよ。 だけど、そいつらを助けるかどうかは…僕が決める。 あと、僕が助けたいやつは僕は勝手に助ける。 だから、助けられる『力』はもらう。 それが条件だ。 【わかりました。その条件、のみましょう。 ありがとうございます。新庄 弓月さん】 !…あ、そっか。 『神』だもんね
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