第1章

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_ _ _ _ _ _ _ _ 「ただいま…」 「……………」 って、誰もいるわけないか… さっさと着替よ… 「やっぱ、これが1番落ち着くな…」 僕が着てんのは、着流しだ。 女の僕が着流し着るなんて変かもしんないけど… …この着流しが、唯一残ったものだから… 父さんの唯一の形見だから 僕には、両親がいない…殺されたんだ… 負の連鎖に… 少なくとも僕はそう思ってる。 だから、僕は嫌いなんだ…復讐とか恨みとか…そんなものが はっきり言ってくだらない 誰もそんなこと望んでない。 そう…誰も…『復讐』なんて望んでない
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