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「そのブーケが造花で良かったわ！
生花やったら一瞬で枯れるで！」
「はぁぁっ？？
何なのよ一体！」
「お前、千と千尋に出て来よる
腐れ神やろ！
息吹きかけたら
周りのもんが
全部腐ってまうんやで！」
その時、ゴツンと落ちて来たのは
東雲部長のゲンコツ。
「橋本！いい加減にしろバカ！
ここは結婚式場だぞ！」
…痛てぇなんてもんやない。
頭を押さえて悶絶する俺を
ケラケラと笑い飛ばす
美杏にムカつきながら
心で思った。
やっぱあり得へんわ！
クソ女！
かわい…なんて思ったんは
気の迷いやったわ。
やっぱし美杏は最強の
アホ女やー！
…結婚式を終えて
もう一泊する事が決まってる
俺達は当然のごとく
2次会なんてモンに
駆り出されていた。
しっかりあのバカ美杏も
少し離れた所で酒を飲んでやがる。
ホンマ不愉快やわ。
そう思いながらチビチビと
ヤケ酒を食らう俺。
はぁー…
なんかおもろい事
ないんやろか…。
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