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~♪
「…?リーダーから?」
黒髪の短髪の少女が鴉からのメールに目を通す。すぐに読み終わり、彼女はにやりと不気味な笑みを浮かべる。
「坊華ちゃん!敵だよ敵!」
彼女は台所で洗い物をしている「陽炎団」NO.4の風来 坊華(ふらい ほうか)に語りかける。
坊華は洗い物を終え、彼女の方に向かう。
「もぉー、ほんと那緒さんは闘いが好きですね」
「当たり前じゃん!」
那緒と呼ばれた少女、彼女は「陽炎団」NO.2の伊歳 那緒(いとせなお)、鴉に続く「陽炎団」の副リーダーだ。
「ただいまー」
「大輝、おかえり。メール見た?」
「見たよ。早急な依頼らしいな」
この少年は真麓 大輝(まふもと ひろき)、「陽炎団」NO.3。那緒のツッコミ役に唯一、適する少年だ。
「とりあえずリーダーが戻るまでに準備しとこうか」
「そうだね!」
「はぁーい!」
この時、彼ら「陽炎団」はこれから起こることが、かなり危険なこととは想定していなかった。
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