第三章

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全員が地下室が崩れるかも知れない恐怖に黙っていた。 やがて、振動が鎮まった。 フリオ「どうする? ユウ「とりあえず、外に出ないと始まらない。 ユウ達はハシゴに向かった。 入り口は崩れてしまったが、幸いハシゴは無事なようだ。 ユウ「とりあえず、俺とフリオが外の様子を見てくる。 みんなは奥に待機してろ。 ユウはハシゴが壊れないか確かめながら慎重に登った。 外に出て辺りを見たが誰もいない。 ユウは心配になり城をみた。 跡形も無いほどに崩れ、破壊されていた… おそらく町も全滅だろう… ユウは泣いた… もう何も無いのだ。 少しの間の出来事に、敵に、ユウは全てを持って行かれた… フリオも涙を流していた。 ユウとフリオはしばらくそこに立っていた。 そして、やがて地下室の仲間の所へと戻った。 みんな泣いた。 しばらくの間、皆、会話することも出来なかった。 何もかも終わりなのだ。 ………………… ユウの頭の中にある文章が浮かんだ… 天空城に辿り着いた者は願いを叶える事ができる……。
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