第1話 ドタバタから始まる物語

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ジリリリリリ――! ガサッ 「ん~……」 目覚ましが鳴り、布団に潜っていた少年が顔を出す。 ジリリリリリ――カチッ 「やっと……寝れ……すー……」 出したかと思うとそのまま目覚ましを止め、再び眠りに着いた。 ――数分後―― コンコン 「昴ー、開けるよー」 ガチャ 可愛らしい声と共に扉が開かれ、ポニーテールの少女が入ると、 「すー……すー……」 依然として眠り続ける少年が当然ながらいた。 「もう、やっぱりまだ寝てる……。昴ー起きてー!」 「んうぅ……まだ早い……」 「早くないよ!もう時間なの起きて!――起きないと」 すると少女は少年の顔に急接近して言った。
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