エピローグ

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バババババババババ… 「行ったな…」 夜の空に飛び立つヘリを見つめて呟いた 地面に座り込むと、後ろから足音が近付いてくる 「お兄…」 「…すまない。利用するだけ利用して、後は死ぬだけなんてな」 「いいよ。お兄と死ねるなら、私はいいよ」 「すまないな」 身体が限界値を超えて、座ってすらいられなくなり、大の字に寝そべる 「お前だけでも…アレに乗せるつもり、だったんだけどな…」 「私はお兄と一緒にいたい。ただ、それだけなの。一人じゃ行かないよ」 そう言いながら、膝枕をする 「…まったく、俺の妹は可愛いな」 動かない身体で、可愛い妹を下から見上げる 最期が近い 「…そろそろ、寝るな」 「うん、おやすみ」 「次も…兄妹だと…、いいな」 ここで意識が途切れた
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