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………
「つまり、基本はここの掃除。マスターの世話。戦闘時の支援でいいですか?」
「そんな所かな?」
少し説明するとわかってくれた
「…」
「命令が不服?」
「…いいえ」
そう答えながら、箱から出てくる
背丈は私より、頭三分の二個程低い
「貴方には、知る権利がある。私は貴方の疑問に、私が知っている全てを教える」
「なら…なぜ従者なんですか?私は人形、使って棄てられる物です」
「それは、貴方が可愛いから。あと、人間じゃないから。」
「?」
「私、ほとんどの人間が嫌いなんだ」
「なぜですか?マスターも人間のはず」
「…。人間の汚い部分に触れ過ぎたから。私も貴方と同じように扱われたから」
「…使い捨て、でも生き残った」
「そういうこと」
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