理不尽な世界

2/9
前へ
/23ページ
次へ
さっき理不尽だと言った 私の両親は…いや少なくとも母は 最近の話である 母親は妹の小学校の役員に当たってしまい、見廻り当番の日だったが私は夏休みの登校日で自分の自転車で出掛けた しかもその日は、めったに遊ばないのに遊ぶ約束もしていた もちろん。 母親にも自分の自転車がある だが、ずいぶん前にパンクしたまま直していなかった そこで、母は自転車を貸してくれるよう私に頼んだ まぁ、そこは差し支えなかった だから5時30には帰ってこいと言われていて友達にも『ごめん』と言いながら早く帰ろうと努力した でも、JRの電車が10分のに間に合わなかった為『ごめん。電車の都合でちょっと遅刻する』と送った そして、5時20分発のに乗り急いで帰ったのだが 『遅い』 っていうから 『電車が止まったんよー仕方ないじゃん』 と咄嗟に言った 急いでいたから 『止まってないし。JRに電話したんよ?』 とか言われては?って思って 確かに『電車の都合』とはメールで言ったけど止まったとはメールでは言ってないのになんで電話までするん? 少しイラッとするそこからだ そもそも、自転車を直さない母親も悪い せっかく急いで来たのに嘘がどうとか説教される身にもなってくれ 急いでる癖に時間の無駄だろうが 母親はいつも私の状況を理解してくれない ここまで読むと母親は嘘を手嫌う正義の母みたいな感じだが 所詮、自分の都合なのである 子供にはそうしつけとして叱る癖に自分の不都合な事には平気で嘘をつくのだ 急いでいるなら『あーそーですか』で先を急ぐべきなのに わざわざ部屋まで入ってきた 『皆待たせとるんよ。何でいつも同じような嘘付くん?…急いたけど乗り遅れたなら乗り遅れたって言えばいいじゃん』 私はこれ以上はごめんだったので 『いい間違えたの。すみませんでした』 と形だけの謝罪をした それでもぐちぐち言われる急いでる癖に ストレスの発散をしたかったのだろう
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加