浅葱色の空の下で。

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-沖田視点ー 「なぁ総司!お初さんに頼まれた買い物ってこれで全部だっけ?」 「そうだね。これで終わりだし…早く屯所に帰ろうか」 僕は平助と一緒に女中のお初さんに 京の町を覚えるついでにお使いを頼まれていた。 まだ京に来て間もない僕達を襲うやつなんていないだろうけど 早く帰らないとお初さんに怒られるからね 「総司!あれ!人が倒れてる!」 「ほんとだ…見たことない服だね」 「どうする?何か怪我してるみてーだし…」 「うーん…一応屯所へ連れて行こうか… 見た事ないし異人だといけないからね」 「だよな」 それが彼女と僕達との出会いだったんだ。
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