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始まりは何だったのか
生きること、2000年と少し
「ねえ、僕たちはいつまで生きるんだろう」
プカリと浮かんだ小さな種
その種が、芽吹き花を咲かせ、兄への質問となった
兄は答えた
「いつまで?いつまでも、だろうなぁ。」
そうかい、僕は呟き目を閉じる
死ぬ、という言葉はいつの時代にもある
(生きる人が変わらないから、時代と言うのはおかしいかもしれないが)
でも、死が訪れない世界にそんな言葉が必要だろうか?
もう1つの種が落ちる
それは先程よりも早く、大きく、確実に
花を開き咲き誇る
必要だからあるのではないだろうか
どこかに、誰も知らない死があるのではないだろうか
よし、僕は死を探す旅に出よう
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