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200年振りの目的
決まったなら直ぐに行こう
何も持たず、家を出る
誰も僕に声をかけず、そもそも誰も僕の行動に目を向けない
そんな彼らを、目的のない彼らを思い微笑む
あの家で…いや、この世界で僕だけかもしれない
意味のある行動をしているのは
ふわふわと思い浮かべたそれに、付いて出てきた優越感
いつでもどこでも、何かしている人はいる
けれど何かのために何かしている人を、僕は見たことがない
ただ漠然と歩いて、立ち止まって。見つけた知り合いに声をかける
「歩かないか?」
「良いよ」
喋るでもなく、歩幅を合わせるでもなく
いつの間にか距離も離れ別れていく。
それでも二人は歩くのをやめない
何をしていてもそう。いつの間にか、気が付いたら、何となく
そこに意味なんて無いし、誰も考えてないんだろう
こういう考えを持つ僕は少し変わっているのかもしれないなぁ
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