第1話

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不思議な優越感に浸りながら、僕はテクテクと歩いていく どれくらい歩いただろうか 腕時計なんて、ずいぶん前に無くしたっきり探そうともしなかった 時間を気にする意味も無いし。睡眠だって、とらなくても別に問題ない とにかく歩くと、町外れ 大して大きくも無い平凡な町の隅っこ。 そこで僕は一度振り返る。 ここには戻ってくるのだろうか いや、戻らないな、きっと 心の中で、自問自答 死を見つけて、その後どうするかは決めてない。 けれど、きっとこの旅の終わりはここじゃない 町の外へと一歩踏み出す 僕は死を探す旅に出た
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