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不思議な優越感に浸りながら、僕はテクテクと歩いていく
どれくらい歩いただろうか
腕時計なんて、ずいぶん前に無くしたっきり探そうともしなかった
時間を気にする意味も無いし。睡眠だって、とらなくても別に問題ない
とにかく歩くと、町外れ
大して大きくも無い平凡な町の隅っこ。
そこで僕は一度振り返る。
ここには戻ってくるのだろうか
いや、戻らないな、きっと
心の中で、自問自答
死を見つけて、その後どうするかは決めてない。
けれど、きっとこの旅の終わりはここじゃない
町の外へと一歩踏み出す
僕は死を探す旅に出た
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