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ここは…いったい…?
目の前に広がる景色を見て、俺…谷森峠哉[たにもり とうや]は、ただ言葉なく、佇むことしか出来なかった…
俺が見ているのは、生い茂った木々、頬を撫でる風、そして…獲物…俺を見ているよく分からない生き物…
「えっ?えっ?なにこれ?」
なぜこうなったのかーーー
谷森峠哉は、いたって普通の高校生だ、自慢出来ることもない、得意なこともない…普通の生活の送っていた…はずだった…
いつものように、家でのんびりして、RPGゲームをいじってるとき、峠哉はふと、こんなことを言っていた
「あ~俺もこんな世界に行けたらな…」
と、そんな呟きに反応したのか…
「だったら行ってみる?」
と、そんな声が聞こえた
「?!誰だ…?」
気が付くと、峠哉のベットの上で、うすしおのポテチを食べながら漫画を読んでる変な人がいた
なにが変って?だっていかにも『私神様です』てきな服装なんだもん
「あぁごめん、いきなりで悪かったね、僕は神、好きに呼んでいいよ」
「…はぁ?」
と神と名乗るわけわからんのが
「君剣とか魔法かとがある世界に行きたいんでしょ?だったら連れてってあげるよ」
…確かに行きたい、だがそんな世界があるはずない
「なにいってんだ?意味が分からん。てかそんな世界あるはずないだろうが」
「それがあるんだよね。じゃ、行こうか」
そう言うと、神が指パッチンした
「えっ?」
峠哉は目の前が真っ暗になった…
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