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「剛!海に…行きたい!」
「絶対に行かない。」
俺の腕をブンブンと振り回しながらメリーは言う。
「海!海に行くの!海!」
「せっかくバイトと大学両方休みなんだから、ゴロゴロしたいんだよ」
「うーみーにーいーくーのー!」
ずーっと腕を掴んで離してくれないメリーが駄々をこねる。
俺はそれを拒否してテレビの『笑っていんじゃね?』特集号を見てる。
「海に連れてかないと……怒る。」
「どうぞご勝手に。」
俺は、適当にメリーの話を受け流してた。
ただ、それが間違いだった。
「皆…来て。」
その合図によりこの部屋は地獄絵図となった。
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