一章 幸せメリー

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今から一時間前の出来事。 「今日も、疲れたな大学…」 俺は、大学の授業を終え、家からそう遠くないスーパーに夕食の食材を買いに行く時であった。 ♪~♪~~♪ 俺のケータイに電話が掛かって来た。 「ん?誰からだ?」 ポケットの中をガサゴソとあさりケータイを取り出す。 画面には非通知の文字が表示されてあった。 友達のイタズラか?と思い通話ボタンを押す。 「もしもし?」 「私…メリーさん。ずーっと、遠くにいるの。」 ブチっと通話が切れる。 「……え?」 思わず出てしまう声。 メリーさんってあのメリーさんだよな。 どんどん近づいてきて、最終的には後ろにいるアレ。 ま、俺はそう言う類の事は一切信じないからな。 どうせ誰かのイタズラかなんかだろ。
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