一章 幸せメリー

5/9
前へ
/9ページ
次へ
そんで帰ってきたらこの状況。 「あのさ、メリーさんってこんなだっけ?」 俺が、プリンを頬いっぱいに入れてるメリーさんに言うと、そっかとテケテケ俺の後ろに回り込んで来た。 「ばぁ。お化けのメリーだぞぉ」 「いや、怖くないわ」 「わー!わー!わー!わー!」 「だから、怖くねーよ。」 プリン持ちながら脅かす奴始めて見た。 「何しにきたんだ一体…」 「私、幸せメリー。幸せにしに来た」 「とりあえず、簡単に説明してくれ。」 「貴方、幸せ、ハッピー」 「ザックリしすぎだわ。」 「あまり詳細は言えない。まとめると、貴方幸せにするまで…帰れない。ここに居候、宜しくお願いします」 「は?」 メリーさんは、ぺこりと頭を下げて部屋にある椅子に座りテレビを付ける。 「え?…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加