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『あの…美加先輩は、その 杉浦さんと付き合ってるんですか?』
別に興味があったとかそんなんじゃないけど、でももし彼女さんなら補佐の件をどうにかして貰えるんじゃないかなんて甘い考えがシャンパンで少し酔いが回ってる私の脳裏に浮かんだ…
「私と、奏?
………気になる?」
少し楽しんでる表情を浮かべる美加先輩に『いえ、全然!』なんて自分から聞いた癖に思わず本音が漏れた…
「なら聞くなよ」
『だって…』
最もなツッコミを杉浦さんに入れられて思わず言葉を無くしうなだれると突然美加先輩は笑い出す…
「あはは~。 良くわかんないけど菜緒ちゃんって面白いね~
奏が気に入る訳だ…」
あはは~なんて綺麗な顔で豪快に笑う美加先輩を見つめ私も杉浦さんも同じ様な顔で首を傾げる…
笑いのツボがイマイチ良くわからない。
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