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店1番の高い料理がテーブルに列び、それを口に運ぶ美加は満足そうに笑う…
「それで?
今回どうしてうちに来たのよ?
本社の方は目が回るぐらいの忙しさだって聞いたけど?
それなのに主力で動いてる奏がワザワザこっちに来るなんて理解出来ないんだけど?」
「別に。頼まれたから来ただけだ」
俺の言葉を聞きグラスに注がれたワインを手に取る美加はそれを飲み干し怪しむ様な瞳を向けた…
「嘘言いなさいよ
自分から志願したって堀川くんに聞いたんだから!
課長も部長も奏がいないと困るって相当渋ってたみたいだけど奏が頑として引かないから渋々OKしたって言ってたんだから…」
美加と堀川が繋がってる事をうっかり忘れていた、
まぁ堀川も元はこっちの支社にいたし美加が可愛がっていたから
そんな情報が漏れてもおかしくはない筈なのに、
迂闊だったと俺は眉間を抑えた…
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