キス~3~

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「実は課長と部長から言われたんですよ… 俺もこっちで手伝って来いって、それで杉浦さんが予定してる半年をなんとしてでも3ヶ月に短縮して来いって…」 「なんだよそれ。堀川までこっちに来たら向こうがキツくなるだけだろ?」 「大丈夫ですよ、課長も部長も全面的に協力するって言ってましたし問題ないと思います」 ニッコリ笑う堀川さんとは対照的に杉浦さんは眉間にシワを寄せている… 「まぁいい。丁度 美加の方の部署で人手が足りなくなってたから… じゃあ会社戻るぞ」 立ち上がった杉浦さんは座っている私を見下ろし何故か意味深な笑顔を向けてきた それを見た私の首は自然と斜めを向く… 「お前は大人しく家に帰れよ?」 『え?』 テッキリ私も手伝わされるのかって思ったのに…って言ってもたいした役にもたたないだろうけど。 「今日はユックリ休みを堪能して明日からちゃんと来い… まぁ来なかったら迎えに行くだけだけど、な。」 そう言った杉浦さんは私のオデコを指で弾く。 『イタッ! わ、わかってますよ…明日はちゃんと行きますから。』 オデコを摩りながらそう呟けば杉浦さんは頷き満足気な笑みを零し堀川さんと並んで歩いて行った…  
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