キス~3~

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とりあえず、頭を整理しないと… 落ち着け自分。 これが夢じゃないとすると、どうして杉浦さんがいるの? しかも家の中に…。どうやって入った? 「お前の部屋って案外汚れてんだな… まぁある程度予想はしてたけど。」 『なっ!? どういう意味ってそれダメーっ!!』 杉浦さんが手に取ったノートを引ったくる様にして奪った。 『ちょ、ちょっと自由過ぎませんっ? もう何も触らないでくださいーっ』 杉浦さんから奪ったノート、実は日記。 日記なんて言える様なちゃんとした物じゃなくて ただその時に思った事や感じた事をツラツラと書いてるだけだけど、そんな物を誰かに読まれたりなんて想像したら生きていけない。 とりあえずノートは枕の下へ隠してと… 『あの、そこに座ってください。 すぐに着替えて戻って来ますから大人しくしててください!』 詳しい説明はそれからにして貰おう。 ドアを閉める前にもう一度杉浦さんがいる部屋に顔だけ出し念を押す。 『絶対に動かないでくださいよ!』 「はは…。分かったから早く着替えて来いよ」 笑う杉浦さんを睨み凄い速さで着替えを済ませた。  
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