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このままただ飲んで終わる訳にいかないよね…
そう思いまだ怖気ずく心に叱咤しようやく重い口を開いた…
『あの……杉浦さんに聞きたい事があるんですけど…』
「…ん?」
折角酔っているんだから、もっと気楽に聞けばいいものを変に身構えて聞いてしまったせいで多少の緊張が沸き起こる…
『あ、あの……
杉浦さんは……その、いつから知ってたんですか?
2人の事……』
言葉を落とすと杉浦さんが少し眉を寄せたのが見え言葉を続ける…
『 千夏と、久志の事………』
呟く様な小さな声しか出なかったけど、それでもすぐ横に座る杉浦さんには聞こえるだろうと言い直す事もせず目をギュッと瞑り杉浦さんの言葉を待った…
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