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「……え……?」
プロポーズされた事を告げると千夏は目を見開き固まった。
『ビックリだよね?
私もいきなり言われて5分ぐらい固まっちゃったよ…
でもなんで急に結婚だと思う?
だってさちょっと前に友達の結婚式に出席した時なんて”結婚とかまだ想像出来ない“って言ってたの千夏も聞いてたでしょ?
だから、ホントにビックリしちゃって。』
私が肩を竦めて見せると千夏は見開いていた目を伏せポツリと呟く…
「それで……返事、したの?」
『え? ううん、まだ。
悩んでて……どうしたら良いのかなって…』
「それ、いつの話し?」
俯いたままの千夏の少しだけ覗く表情を伺った、
だって“いつか?”なんて重要かなって。
それでも答えない訳にもいかず記憶を辿り答える…
『えっと…、私が休んだ日だと思う』
「やっぱり…」
『え…?』
千夏の言葉に首を傾げる、
やっぱり?
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