キス~5~

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「その様子じゃ覚えてるみたいだな…」 私の火照った頬を見て覚えているのが伺いしれたのか杉浦さんは納得した様にテーブルに置いた珈琲を掴んだ… ここは寧ろ覚えてなかったって言った方が良かったんじゃないかな… そしたらお互い一夜の過ちって事で終われたのかもしれない、 だってこれからも一緒に仕事しなくちゃいけないのに……気まず過ぎる。 杉浦さんと美加先輩はそれでも上手くやっているみたいだけど… 私には絶対に無理そう… とりあえず なんとか無かった事には出来ないかと思案してみるが、そんな答えが見つかる筈もなく 私もまた珈琲を手に取った…
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