キス~8~-2-2

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『あ、そうだ! 熊田さん、ここの苺タルト…すっごく美味しいんですよ、一緒に食べませんか?』 「お、いいね…こう見えて私は甘い物が大好きなんだよ」 嬉しそうに笑う熊田さんを見て私も微笑み店員さんに苺タルト二つと紅茶を注文した… ……。 運ばれて来た、ロイヤルミルクティーと苺タルトのその美味しそうな見た目に思わず喉がなる… 美味しそう。 いただきますと二人一緒に声を掛け、可愛い苺が飾られたタルトにフォークを突き刺した… 一口頬張るとサクサクと音を立て生地とカスタードクリームが混ざり合い絶妙な甘さが口の中いっぱいに広がる… ん~…幸せ… 目の前に座る熊田さんはそんな私を見てクスクスと笑いを零していた…
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