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上に戻った私は直ぐに会議室へと向かった…
なんだか無性に杉浦さんの顔が見たくなって、少し急ぎ足で静かな廊下を歩く…
急いでいたからか、それともボーッとしていたからなのか分からないけど、突然 物凄い勢いで奥の会議室から出て来た人に気付かず思いっきりぶつかってしまった…
『いたっ』
無意識にそう声を上げ尻もちをついてしまった私はぶつかった相手を見て一瞬固まる…
だってその人が鋭い視線に怒りを含み肩を上下させていたから、私は思わず身を縮め ごめんなさい…と、謝るけど すぐにその顔に見覚えがある事に気付いた…
『熊田…さん？』
「あ…。 朝比奈ちゃんか、悪かったね…大丈夫かい？」
相手も私に気付いたのか表情を緩ませ手を差し出してくれた…
そういえば熊田さんと会うの久しぶりだな。
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