キス~8~-2-2

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「朝比奈ちゃんは今から忙しいかい?」 『へ?』 さっきまで緊迫していた状況だっただけに身構えていた私は熊田さんの言葉に変な声が口から突いて出てしまった…我ながらまぬけだなっと思いつつ返事を返す。 『え~っと、まだ休憩中なんで暇ですよ…どうかしたんですか?』 首を傾げて熊田さんを見つめてると、また顔をくしゃっとさせ、とても五十代とは思えない人懐っこい笑顔を向け呟く… 「お茶でもしにいかないかい?」 『は、い…?』 どうして私と? なんて言葉が出かかるけど、丁度喉が渇いてて、何か飲みたい気分だった事もあり承諾して熊田さんと二人近くのカフェに向かった…
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