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私も忠長さんに続きプルタブを引いて珈琲を開け、渇いていた喉を潤した…
「なあ。 菜緒の相手は、何してる人なんだ?」
『え?』
突然何を言われたのかと驚いて弾かれた様に顔を上げ見上げるけど、忠長さんは私から視線を反らせる…
「いるんだろ?……彼氏。」
『あ……はい』
気まずくなって下を向くと忠長さんが私の首の後ろを指でなぞる…
『……っ!』
「気のせいだと思ったんだけどな…」
『え?』
何の事かと尋ねようとしたけど、忠長さんが首を振り いや、いい。 なんて言うから、それ以上追求する事は出来なかった。
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