通信しましょ!

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ここは、竜ヶ峰街のとある裏路地の一角先程輝竜達を襲った黒い服の人間がポケットからインカムを取り出し右耳に付ける 「こちら、ベータ応答願います。」 『こちらアルファ、どうした?目標は居たか?』 「はい、目標を発見する事に成功しました。」 『そうか!流石は、俺の見込んだだけはある!』 「ですが……」 『ん?どうした?』 「目標を暗殺しようとしたのですが、彼の友人らしい者達に妨害を受け失敗しました。」 『そうか……まぁ、ゆっくりやれ。ところで怪我はしてないのか?』 「大丈夫です。」 『それにしても、我らがエース様が後退するくらいの奴かぁー……やっぱり増援を送ろうか?』 「いえ、その必要はありません。一人で、何とかなります。」 『んー、だがなぁー…』 「それに、これは私の戦いです。今回は、チームの世話になるわけには行きません。」 『そうか……分かった。お前は、昔からこうと決めたのは最後までやり通す奴だからな仕方ないな。』 「ありがとうございます、助かります。」 『とりあえず、引き続き任務にあたる様に』 「はい、では失礼致します。」 黒い服の人間は、通信を切るとインカムをポケットにしまう そして、拳を握り締め近くの壁を思いっきり殴る 「黒鋼 輝竜……必ず殺す!!」
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