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「ところで俺のワイシャツ持って何してるの?」
『えっ!』
何って…
杉浦さんのワイシャツに想いを馳せていたなんて とても言えなくて、焦って出た言葉が…
『う、浮気チェックを』
それだった。
何言ってんだろ私… なんて後悔の念が湧き出た瞬間、背中から吹き出した様な笑い声が響く…
「浮気って、今日は休みで1日ずっと菜緒と居たのに…
もし何か痕跡があるとしてもそれ間違いなく菜緒のだと思うけど?」
『……。』
確かにそうです…
いよいよ気まずくなってワイシャツを元あった場所に急いで戻し蟹歩きしてその場を離れようとしたら、それに…。なんて杉浦さんが呟き、え? なんて反応するより早く彼に腕を引かれた。
気付いた時にはバスルームに引っ張り込まれていて目の前には裸の杉浦さんがいて慌てて目を伏せる…と、同時に頭からはシャワーが容赦無く私に降り注いだ。
ちょ、服着たままなんですけど?
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