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さて、これらを書くにあたり、私の中ではずっとテーマがありました。
大事な人を失い、過去にとらわれながらも再び立ち上がっていく、という過程を描くということ。
生きてる限り、きっとたぶん、必ず誰かと何かしらの『別れ』は経験すると思うんですよね。
現実はきれいなことばかりじゃないから、すごく苦しかったりどうにもならなかったりすることもあるかなと…。
そうした方たちの想いに、文字の力で、その痛みや苦しみや過去の想いに何かプラスになるものを伝えられたらなと。
自分が書いたものが誰かの中で何かの力になったらいいなと、そんなことを思いながら日々書いています。
かつて私がそうであったように、顔が見えなくても、どこの誰だかわからなくても、指先から創り出す言葉が、前に進むための小さな1歩になりますように。
そんな想いと、この作品を通して出会えた皆様、そしてイベント主宰者の佐多さんに感謝を込めて、あとがきに代えさせていただきます。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
2013.8.31 ねこ
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