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三人が雷に打たれたショックから目覚める。
「うぅぅ・・・」
「お前ら大丈夫か?」
翔太が二人を案じながら周囲を見渡して言った
「ああ…雷に撃たれて?頭がいてぇ」
潤が呻く
「俺もだ、ここどこ?あの世か?」
雄信が少しおどけて言った
「あの世にこんな草生えてるか?」
「雷に撃たれて田舎に来ないだろ・・・」
三人が状況を飲み込めず、ただ呆然としていると畦道の向こうから武士のような格好の物が来た
「お主ら、こんなところで何をしておるのだ!」
「鎧?コスプレか?」
雄信が不審な目で武士を見ながら言った
「雷に撃たれて気付いたらこんなところに」
翔太がありのままを話す。
「雷から現れた雷神様の使いでしたか!?これはご無礼を、見るところお召し物も見たことが無い…」
武士が翔太から聞いた僅かな言葉で自分の知識を合わせて結論を出した。
「今が何年かお聞きしてもいいでしょうか?」
「弘治元年でございます。ところで雷神様の使い様達を我が主君に紹介致したいと思うのですが」
(おい、どうする?)
(とりあえず状況確認が先だろう)
(状況確認ならついて行った方が都合が良さそうだぞ)
(任せる。)
小声で軽く打ち合わせをし終えついて行くことにした。
「分かりました。そのようにお願い致します。」
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