1人が本棚に入れています
本棚に追加
どこかの洞窟前
?
「死ねーーーー!!」
バキン
?
「なっナイフが…きかない!?」
??
「洞窟の前から妙な気配を感じて出てきてみれば…餓鬼か。しかも“紅の魔法使い”である我を殺そうとしたが、あっさり防がれたマヌケな餓鬼だ」
?
「うるさい!家族の…皆の仇!!」
??
「ほお…復讐か。そのわりにはなんともマヌケ。そんな何の変哲もないナイフで、我を殺せるわけがなかろう」
?
「だまれぇぇぇぇー!」
ザッ
バキッ
?
「ぐはっ…!」
??
「身体を鍛えてもないのに、殴ろうとするとは…マヌケを通り越して愚か者だ。…む?たった一発で気絶とは脆弱な。なんだか可哀想だ。…ふむ、育てるか」
バサッ
??
「と、なれば今のうちに連れて行こう。…この翼が役に立つ日が来るとは思ってもいなかったな」
紅の魔法使いは愚か者の少年を担ぎ上げると、翼をはためかせ飛び立った
最初のコメントを投稿しよう!