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聖園を拉致した影山は、数人の部下を銀と渋谷の見張りとして残し、銀と渋谷は脱出の算段を巡らせた。
「──‥渋谷。何か手は無いか?」
「あったらとっくに実行してるわよ…」
「オイ!ゴチャゴチャと喋ってんじゃ───」
影山の部下が拳銃を銀達に向けた直後、玄関の備え付けの呼び鈴が鳴った。
「‥オイ、見てこい」
他の影山の部下の一人が玄関に向かうと、ドアの覗き穴から外を覗き込む。
「ん?何も見え───」
バンッと銃声が鳴ると同時に、様子見をしていた影山の部下の一人が射殺されたの境に、ベランダの窓を打ち破りながら、迷彩色の軍服を着た数人の武装した兵士が乱入してきた。
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