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イヤホンマイクから通信を行うウルフと名乗る女性と思える声の人物は、ガスマスクの様な覆面を外した。
「…安心して下さい。我々は敵ではありません。大尉からのスクランブルで、こちらに来たのです」
右の頬と左目瞼に古傷らしき切り傷があり、渋谷は彼女以外の兵士の軍服を凝視すると、鷹を模られたワッペンの付いた腕章を着けていたのに気付いた。
そして、彼等が何者かも。
「その腕章って…まさか」
「説明は後程致します。さ、今は我々と御同行を」
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