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拳銃を聖園に向けつつ、廊下を移動する佐々木に、銀は舌打ちして撃たれた傷を見た。
「あぁ…クソ、何してんだ?」
─*─
「グァッ!!」
「はい、おしまいッと」
機関室前に先回りしていたヤクザ達を倒し、銃を構えながら室内に入った渋谷は、作動中の巨大なモーターを見付けた。
「‥なるほど。これかしら?」
手榴弾の安全ピンに手を掛けた直後、背後から来る殺気に振り返る渋谷の前には、サングラスを外した影山が一人立っていた。
「‥アラ?アナタだけ?」
「俺だけで十分なんだよ。よくもまあ…やってくれたな?」
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