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スッと両腕の袖下から長い黒光りする警棒を握った影山に、渋谷は手にした手榴弾を手から離した。
「奇遇ねぇ…白兵戦、アタシの十八番[オハコ]なのよ?」
「その自信、二度と言えないツラにしてやるよ!!」
飛び掛かる影山に対し、渋谷はマシンガンで影山の警棒を受け止めたが、ガシャンとマシンガンが壊され、左手に持つ警棒で脇腹を強打された。
「痛ッ!?」
「バカが!!コレは炭素で造られた4段式警棒だ!!」
炭素とは鉛筆の芯に使われる黒鉛に含まれる非金属元素。
その硬さは、ダイヤモンドにも引けを取らない硬度をしている。
「つぅ…今のは効いたわ」
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