#Episode.8#

5/19
前へ
/30ページ
次へ
スッと両腕の袖下から長い黒光りする警棒を握った影山に、渋谷は手にした手榴弾を手から離した。 「奇遇ねぇ…白兵戦、アタシの十八番[オハコ]なのよ?」 「その自信、二度と言えないツラにしてやるよ!!」 飛び掛かる影山に対し、渋谷はマシンガンで影山の警棒を受け止めたが、ガシャンとマシンガンが壊され、左手に持つ警棒で脇腹を強打された。 「痛ッ!?」 「バカが!!コレは炭素で造られた4段式警棒だ!!」 炭素とは鉛筆の芯に使われる黒鉛に含まれる非金属元素。 その硬さは、ダイヤモンドにも引けを取らない硬度をしている。 「つぅ…今のは効いたわ」 .
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加