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影山が渋谷をフルネームで呼んだ直後、それに激昂した渋谷は瞬時に影山の懐に飛び込んだ。
「ヒッ!?」
「…死ねや」
ボスッと鳩尾[ミゾオチ]に正拳を叩き込み、くの字に姿勢を曲げた影山の顔面に膝蹴りを浴びせる渋谷。
「ッガハッ!?」
「俺はなぁ…下の名前を呼ばれるのが一番嫌いなんだよぉ!!」
カランッと影山の手から落ちた警棒を持つ渋谷は、更に影山の鎖骨を警棒にてへし折ると、手品の様にハンカチから手榴弾を取り出し、安全ピンを抜いて影山の口にねじ込んだ。
「モガッ!?」
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