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蘭-『何???何で蘭泣いてんのかな!?』
蘭は独り言のようにつぶやいた…
――ポタッ――
拭っても拭っても
止まらない涙。。。
悲しい訳じゃないのに…
蘭はしばらくトイレで泣き続けた...
どのくらい泣いたのかな?
友ちゃん-『蘭…大丈夫?』
授業が終わってすぐ友ちゃんがトイレへとかけつけた…
蘭-『……友ちゃん?…大丈夫だよ...ごめんね』
友ちゃん-『蘭...出てきてよ』
友ちゃんが優しく言った
蘭は涙を拭ってトイレのドアをあけた…
蘭-『へへへ(笑)...ごめんね』
蘭は舌をペロッと出して笑った
友ちゃん-『蘭...大丈夫?』
友ちゃんが心配そうに見つめた
蘭-『...そんな顔しないでよ!!!友ちゃんは優しいね...だから…のぶ君も...』
蘭は悲しく言った
友ちゃん-『蘭…のぶ君の事好きなの?』
蘭-『好き!!!好きだよ...でも、のぶ君は友ちゃんが好きなんだって…友ちゃんは可愛いよ!!蘭から見ても可愛いもん!!でも...のぶ君が友ちゃんを好きなのはイヤ』
蘭は叫び声に似た声をあげた
友ちゃん-『...のぶ君が私を好きなんてないって!!!』
友ちゃんが優しく笑った
蘭-『わかるもん!!!蘭にはわかるの!!!好きな人の目を見たらその人の目に誰が映ってて誰の事を想ってるか...蘭だってそのくらいわかるよ!!!友ちゃんのそういうとこ嫌いだよ』
蘭はそれだけ言うと教室へ駆け込みカバンを取って外へ出た。。。
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