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序章
ある日の朝9時頃。
「こぉぉおらぁぁぁあ拳、いつまで寝てるんだ!学校はどうした?」
「んん…なんだよ、今日は創立記念日で学校は休みだよ、そもそも逆に平日に何故父さんが家にいるんだよ?」
起きて間もない拳の脳の思考が停止している自分でも分かる事だ、何故なら父さんの仕事の出勤の時間は朝7時30分と分かってるからだ。
「まぁ…あれだいわゆるリストラってやつだ、なにすぐに又仕事は見つかるさ…はっはっは!」
悪気も何も考えていない能天気な父さんだ…と心で呟く。
「おぃおぃ二ヶ月前もそれ言ってなかったか…?」
「気にするな息子よなるようになる!さぁ今日は朝から暇だから今から修行だ庭に行くぞ!」
「はぁ…またかよ!どれくらい俺に武術や剣術を学ばせるんだよ…今の世の中学歴で勝負なんだから武術なんざいらないだろ?父さんの暇に付き合ってられないよ…。」
俺は小さい時から今まで(高校一年)まで暇があれば父さんが武術やら剣術を教えられ叩きこまれるという今の世の中では余り無い教育で育ってきた。
だが俺はそんな日課に飽き飽きしていた、痛いし辛いし…。
使うときがまず無いだろうし。
すると険しい表情の父さんが拳を見据えていた…背中に何故かオーラが見える……!
「よし息子よ、その言葉は父さんに喧嘩を売ってるんだな、では手加減はせんぞ!!」
「ちょっ!待った待ったまだ父さんにか…」
バコッボキッ…ガラガラガラ、ガッシャーン!!!
…俺は殴られて体が吹き飛び机の角に頭を強打し意識が無くなった…。
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