~第二章早速始めようか~

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女の子に抱きつかれるなんてイベントは実は初めてな俺…。 静恵さんになら頭撫でられたり悪ふざけで抱きつかれたりもしたけど…これは違う。 正真正銘の同い年の女の子…それも自分に好意を抱いて胸があって可愛くて胸が……。 「ありがとう由夜。実は少し不安だったんだ…嫌われたりしたらどうしようとか…」 「素、素のままでいいんじゃないか…俺はさっきみたいに落ち込まれるより明るい方がいいと思う」 後半完璧に答えたわ…つうか良い香りするし女の子に押し倒されてるし…。 いやこのままで居られるほど俺は強くない……やんわり…せめて抱きついて寝ないように言わないと…。 これ以上のいざこざめんどいからとりあえずベットで寝るぐらいいいや、とか思い始めた。 「沙羅、とりあえず離れようか」 「すぅーすぅー」 寝てるという、いや早すぎでしょ…。 とりあえず退かして…退かして…。 これは…あまりにも強く抱きつき方だから離れない。そうきたか。 頬が当たる位置とかあるから首曲げは確実なんだな…把握。
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