~第二章早速始めようか~

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部屋に戻って携帯確認。 案の定天沢と鈴乃からメールが来ていた。多分流れ的に沙羅は確実に同じクラスだろうな。 「静恵さんおやすみなさい」 「は~い由ちゃんおやすみー」 さてと挨拶も済ませたし散々寝たけどまた寝るか…色々あって精神的に疲労してるし…。 前は日本人だから布団だろ、みたいな感じで布団だったが、最近なんだか知らんが少し大きいベットにした。 理由は自身寝相が悪く毎回起きると床で寝てて体中が痛い、という罠が発生してたから。 静恵さんが毎日干してくれる掛け布団…フカフカ…本当に静恵さんには一生頭が上がらないだろうな。 それになんだか良い香りがする…。 「由夜どうかしたか?」 普通に沙羅が隣にいました。良い香りの根元は彼女か……さっきの風呂での件もあるしやんわり聞こう。 「どうもしてない…つうか何故にここにいらっしゃる?」 「寝るからだ」 う、うううん確かにベットは寝る場所だよね。 「ごもっとも…まさか静恵さんから部屋もらってないの?」 「うむ…静恵さんが言うには客室は無理だし物置部屋は開放不可だから由夜の部屋に行きなさいと言われたんだ」 そうだよな…静恵さんにも色々あったのだから無理に空いてる部屋を貸して欲しいというのは理に叶ってない。 沙羅は突然に立ち上がり部屋から出ていこうとした。 「どこ行くの」 「静恵さんのところだ…由夜は私と一緒に寝るのが嫌なのだろう?別に私は由夜を困らせたくはないんだ」 そう言う沙羅の顔は笑顔……ぐはっ俺の心に凄まじいダメージ…。 そうだ由夜よく考えろ。風呂は厳しいが一緒に寝るぐらいなら大丈夫だろう。 それに沙羅は可愛い…いやそれだけじゃない…俺に好意的に接して尚且つ気を遣う彼女を無碍にするのは俺のプライド云々にも関わってくる。 「いや別に寝るぐらい迷惑でもないって…それと何にもない部屋だけどよかったら半分使ってもいいからさ」 内心女の子と寝るつうイベントに胸の高まりが静まる気配を知らない。 別に疚しい気持ちとかじゃなくて、緊張感の方が強い。 「由、由夜ー」 「えっ……いや…ごふっ」
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