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「ってこんな状況で寝れるかー」
「なんだ、いきなり寝るだの寝れないだの…大丈夫か?」
はあ~沙羅に心配されちゃったよ。
さすがに耳を噛んでくる子が隣にいるのは警戒して寝れないしなにより胸がね…。
下に降りると後ろ姿も可愛い静恵さんの料理風景があった。シチューの香りがする。
静恵さんは母さんと同級生だから38歳ぐらいなはずだけど25歳とかその辺に見える。
つうかあれだけ綺麗なら間違いなくモテるだろうな。
「静恵さん、おはよう」
「おはよう由ちゃん…もうすぐできるから歯磨きしてきなさい」
沙羅は先に行っててくれと言われた…女の子だから色々準備があるのだろうな。
「それにしても昨日は挨拶もなしに寝ちゃうなんてちょっと悲しいわ」
「夜まで勉強してたんで寝てるかと思って…そ、それよりエプロン新しくしたんですね…すげえ似合ってる」
前は地味な黒だったんだが今つけてるのは花柄…花のある静恵さんには花柄が似合う、的な。
「気付いてくれたんだ…ありがとう」
そういうと静恵さんは更に笑顔になり料理を再開した。
俺も歯磨きやら色々しなくては、と洗面台に向かった。
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