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「由夜、私になにか言うことはないか?」
「はい?いやないけど…」
洗面台に向かうとすでに沙羅がいた。なんだろう、怒ってるようだが…さっきは機嫌がよかったのに…。
「そ、そうかバックレをかますきか…」
「え、マジでなに?」
胸元を掴まれ壁に叩きつけられた。
普通に沙羅は手を出しそうだ。
「貴様、静恵さんと浮気する気か?」
「はあ?するわけねえだろ」
「嘘をつくなよ…裸エプロンにさせる気だろう?」
「ぐふっ…し、絞まる…しないしな……」
「私はこんなに愛しているというのに…」
「……く、苦しい」
死ぬ、吐きそうだ。
わかった、さっきの静恵さんのエプロンが似合ってるとか言ったからか。
「沙羅……さっきのは似合ってるからで……」
「うるさい、貴様は恋人の私をあまり褒めないくせに……なぜだーーーーーー」
「ごふっ」
目の前が真っ暗になった。
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