~第三章デートって最初は緊張するよね~

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静恵さんに助けてもらい事なきを得た。全くなんなんだ沙羅は…。 「で、なんでお前らがいる?」 復帰して歯磨きやら終えリビングに戻るといつの間にか天沢と綾がきていた。 「せっかくの休みだから私がみんなとデパートに行こうって思ったから2人を呼んだんだけど?」 「そういうことよ、虫けら」 「本当に沙羅ちゃんと同棲しているとは……殺したい」 こいつら…好き放題言いやがって…まあ雨が凄いから静恵さんに車出してもらう予定だったしデパートいくなら携帯ショップもあるからいいか。 「つうか綾はいいとして天沢は呼ぶ必要性がまるでないんじゃないですか?」 「あら、私は天沢くんは嫌いじゃないわよ?」 「ううう……ありがとう静恵さん…俺、嫌いじゃないとか言われたの初めてです」 全く気持ち悪い天沢だ。静恵さんの優しさは神がかっているだけなのを勘違いしやがって…。 「で、その後由夜とはどうなってんの?」 「ああ、昨日は絶対領域を舐めさせると言ったら付き合ってくれと告白され…むぐ」 慌てて沙羅の口を手で塞いだがまるで間に合わなかった。
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